急性期看護に携わるBさん

急性期看護に携わるBさん

ここでは急性期看護に携わるBさんのエピソードを紹介します。どのような看護を目指し、日々の業務に取り組んでいるのかを教えてもらいましょう。


卒業後すぐ今の職場へ

元々急性期看護に興味のあったBさんは、看護学校を卒業してすぐ今の職場に就職しました。Bさんが働く病院は県内の急性期医療の拠点であり、重症患者が多く入院しています。患者やご家族に寄り添った看護を提供するというのがBさんの基本理念です。

学生時代の貴重な経験

学生の頃から現在働く病棟で卒業研究の実習をしていたBさんは当初、脳神経外科の麻痺を抱える患者を受け持つことになりました。自身の麻痺を受け止めながら治療やリハビリに懸命に取り組む患者と深く関わることで多くの学びを得られたとのことです。入院時は歩くことすらできなかった患者が、転院時には杖を使用しながら自力で歩けるようになった姿を見て大きな感動を覚えました。この経験から、患者の思いを受け止めて患者自身が持つ力を信じ、活かしながら関わることの大切さを知ったそうです。

Bさんがやりがいを感じた時

意識障害や嚥下障害があり、話すことすら困難な患者に対して口腔ケアや摂食機能訓練などをスタッフと協力しながら実施し、口から食事を摂れるようになったり、言葉を話せるようになったりした時に大きなやりがいを感じたとのことです。その患者から直接「ありがとう」といってもらえた時は、心の底から看護師になってよかったと思ったそうです。
また、限られた時間の中で患者やご家族のケアを行う環境のため、「自分に何ができて今何をすべきか」を考えながら行動できるようになったことも、急性期看護に携わってよかったと思う点だといいます。自身の成長を実感できることが、今後のモチベーションにもつながります。

後輩指導にも携わるように

Bさんは昨年から新人の指導を担当するようになりました。慣れない後輩指導で悩む部分も多いですが、自分が新人の頃に先輩に言われて嬉しかったことやためになったことを後輩に伝え、寄り添いながら関わることを意識しているとのことです。また、後輩指導を通して自身の成長にもつなげていきたいという意欲がBさんにはあります。
新人の頃、先輩から言われた言葉でよく覚えているのが「常に患者の立場になって考えることで自然と相手に寄り添った看護ができるようになる」というものです。働き始めた当初は忙しくて自分のことに必死でしたが、その言葉をもらえたことで視界が開けたとのことです。Bさんは今もこの言葉を大切にしながら日々の業務に取り組んでいます。

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