救急看護に携わるCさん

救急看護に携わるCさん

救急看護に携わるCさんのエピソードを紹介します。Cさんは救急看護に携わってから14年、看護師になってからは20年以上の経験があるベテランです。保健師や救急看護認定看護師の資格も取得しており、多くの知識とスキルを習得しています。経験豊富なCさんのエピソードをぜひ参考にしてください。


救急看護に携わるまで

Cさんは元々文系の学生でした。教師になろうと思っていましたが、高校3年生の時に父親が入院し、その際に何もできない自分にふがいなさを感じ、「家族をケアするために看護師になろう」と決意しました。保健師学校を卒業後、今の職場に就職しました。就職から5年後、救命救急センターとICUが開設されることになり、その部署に異動したことが救急看護に携わるようになったきっかけです。

意識していること

救急看護の現場に携わるようになり、意識するようになったのは「患者一人ひとりの個を尊重して向き合うこと」だそうです。救命救急センターに運ばれてくる患者は自分の意思で話せないことも多いため、ご家族とのコミュニケーションが重要になります。例えば、髪を剃った方が治療をしやすい状態だったとしても、その髪が患者にとって非常に大切なものかもしれません。その際は、どうすれば髪を剃らずに治療ができるかを周囲と相談しながら方針を決めていきます。

救急看護のやりがい

救急看護のやりがいは、重篤だった患者が回復していく姿を間近で見て、社会復帰のサポートができる点だと言います。救急領域は看護ケアの結果が短期間で現れます。常に緊張感がある現場は疲れますが、それと同時に大きなやりがいを得られます。例えば、急性期の患者は毎日レントゲンを撮りますが、該当箇所に最適なケアができたかどうかを翌日にはレントゲン写真で確認できます。こういったスピード感があるのは救急看護ならではの魅力です。

Cさんの今

看護師としてある程度の経験を積んだCさんは、ある時一念発起して救急看護認定看護師の取得を目指すことにしました。半年間現場を離れ、教育機関に通い資格を取得しました。資格を取得したことで、患者に対する責任感がより一層強くなったとのことです。資格取得後は糖尿病内分泌・血液内科病棟に異動し、病院全体のスキルの底上げに貢献してきました。その後も活躍し続けたCさんは看護師長に任命され、多くの看護師を束ねる立場として医療現場に貢献しています。
今後、救急看護に携わりたいと考えている人に対して伝えたいことがあるか聞いたところ、「救急看護は常に忙しくて大変なイメージがあるかもしれませんが、看護師の力を最大限に発揮できる分野であり、学ぶことも多く、チーム一丸となって医療を提供する喜びがあります」という答えが返ってきました。

初心を忘れていませんか?

  • あらためて自分の役割を理解しよう
    あらためて自分の役割を理解しよう

    医療現場において看護師は非常に重要な役割を担います。処置は医師が行いますが、患者の異変に気付き報告するまでのプロセスは看護師が担当します。患者の近くに看護師がいるからこそ、必要な処置を素早く施すことができるのです。

    続きはこちら
  • 地域医療に携わるAさん
    地域医療に携わるAさん

    Aさんは現在、訪問看護師として地域医療に携わっています。利用者からの感謝の言葉が日々のやりがいにつながっているそうです。訪問看護師には知識や技術だけでなく「相手に寄り添う姿勢」が求められるとAさんは語ります。

    続きはこちら
  • 転職エージェントを使おう
    転職エージェントを使おう

    やりがいを求めて転職する看護師は転職エージェントに登録しましょう。ここでは、利用するメリットと併せておすすめの転職エージェントを紹介しています。自分に合いそうな転職エージェントがあれば、この機会にぜひ登録してください。

    続きはこちら
Twitter
Tweets by yarigainurse